私、木村裕も参加し、長年お世話になっているtaxML(タックスメーリングリスト。税理士・会計士・弁護士・税法学者が実務の問題を解決するために参加するメーリングリスト）が出版した書籍です。

　taxMLにおいて議論になった実務上の様々な論点を、taxMLの主催者である関根稔先生（弁護士・税理士・会計士）その他のメンバーが論点整理して1論点原稿用紙２枚程度程度にまとめて記述されています。

　税法関係の書籍は、条文や通達の規定がそのまま引用されて記述されているケースが多く、税理士の私でも読むのが辛いと感じることもあるのですが、この本はtaxMLの中でやり取りされた会話が様々な論点毎に短い文章に纏められていて、他の書籍では余り目にすることができない制度の本質が1論点毎に記載されています。

　税理士に限らず、税理士事務所で働く人たち・税理士試験や会計士試験の受験生・銀行員・経理担当者などにとっても役立つ論点が含まれている書籍だと思います。

　未だ発売前（予約受付中の段階）ですが、7月２1日時点でＡＭＡＺＯＮの「税理士の資格・検定」カテゴリーの売れ筋ランキングで1位になっていました。

　私も今日、自分の分と事務所スタッフの分を予約注文しました。価値ある１冊だと思いますので、皆様にもお勧めいたします。